サンタさんと消えたいちご
左 ×11 · 右 ×11 · 読み上げ約3分
クリスマスイブの夜、ゆいちゃんの家では、みんなでケーキを囲んでいました。ケーキの← 左にはろうそく、右 →にはサンタの人形。白いクリームの上には、真っ赤ないちごが十個。ところが、お父さんが言いました。「あれ?いちごが九個しかないぞ」
ゆいちゃんは← 左を見ました。お皿しかありません。右 →を見ました。ねこのミケが、知らん顔で座っています。弟のそうたくんは、テーブルの下を← 左から右 →までのぞきましたが、いちごはありません。
そのとき、窓の外でシャンシャンと鈴の音がしました。サンタさんです!「こんばんは。プレゼントを届けに来たら、庭にいちごがころころ転がってきてね。← 左へ、右 →へ、また← 左へ、最後はまた右 →へ。見失ってしまってね」
みんなで庭に出て探しました。ゆいちゃんは← 左の花だんへ、そうたくんは右 →の物置へ。お母さんは← 左手に懐中電灯、右 →手に虫めがねを持って、地面をじっと見ました。
すると、雪だるまの右 →のほっぺたに、赤いものが光っていました。いちごです!ゆいちゃんが← 左手でそっと取りました。
「いったいだれが?」とみんなが首をかしげると、ミケが小さく「にゃあ」と鳴いて、しっぽを← 左に、右 →にふりました。どうやら犯人はミケのようです。
サンタさんは大笑いしました。「いちごはケーキに、雪だるまにはにんじんの鼻をあげよう」。サンタさんは右 →のポケットからにんじんを出し、← 左のポケットからは、家族みんなの分のプレゼントを出しました。
サンタさんは← 左に手をふり、右 →に手をふって、トナカイのそりで夜空へ消えていきました。
これでお話はおしまいです。さあ、いま手に持っているプレゼントを、みんなで開けましょう!
忘年会のビンゴ大作戦
左 ×15 · 右 ×14 · 読み上げ約4分
年末の金曜日、雪の結晶株式会社の忘年会がレストランで開かれました。壁の← 左にはツリー、右 →にはくす玉。テーブルの← 左にはからあげ、右 →にはおにぎり、真ん中にはプレゼント交換の箱。幹事の田中さんは、ビンゴ大会の準備に大忙しです。
「では、ビンゴを始めます!」田中さんがガラガラを回すと、ふたがゆるんでいて、玉が全部こぼれてしまいました。玉は床を← 左へ、右 →へ、また← 左へ、ころころと転がっていきます。
「みなさん、拾ってください!」営業部はテーブルの← 左側を、経理部は右 →側を探しました。営業部の佐藤さんは右 →手で三個もつかみました。システム部の山田さんは、いすの下を← 左から順にのぞいていきます。玉は次々に見つかり、七十四個まで集まりました。でも、一個だけ足りません。
「二十五番がない!」と田中さん。クリスマスと同じ、いちばん大事な番号です。田中さんは← 左のポケットも探しました。みんなはもう一度、右 →を見て、← 左を見て、また右 →を見ました。でも見つかりません。
そのとき、お店の人が厨房から出てきました。手には小さなお皿。「あの、スープの中にこれが…」お皿の上には、二十五番の玉がちょこんとのっていました。玉はどうやら右 →側の窓ぎわから← 左へ曲がって、厨房の入り口まで転がっていったようです。
会場は大笑い。部長は右 →を向いて「スープの味がよくなったかもしれないね」と言い、その玉を← 左手で受け取って、右 →手で田中さんに渡しました。「さあ、続けよう!」
ビンゴ大会はとても盛り上がりました。「リーチ!」の声が← 左から、「ビンゴ!」の声が右 →から上がります。最初にビンゴになったのは、なんと山田さん。景品の大きなみかんの箱を、山田さんは← 左の人と右 →の人に分けました。
最後はプレゼント交換です。田中さんは箱からプレゼントを一つずつ出して、← 左の人へ、右 →の人へ、もう一度← 左へと配りました。部長は← 左を見て、右 →を見て、にっこり笑いました。「今年も一年、ありがとう。来年もよろしく!」
お話はここでおしまい。さあ、いま手に持っているプレゼントを開けましょう!